病院と婚姻

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その夜、とりあえず、芹沢にも報告。 〈おめでとう!〉 〈ありがとう!明日、部長に言った方がいいかなぁ?11日入籍してからでいいか?〉 〈入籍してからでいいんじゃないか?どうせ、その後の話もしなきゃいけないんだろ?どうするんだ?仕事。〉 〈あ〜、一応産休と育休取ろうと思ってる。〉 〈そうか。誰か社員補充してもらうのか?〉 〈う〜ん、大丈夫じゃない?課長代理を立ててもらおうかなぁ?〉 〈そうだな。また、新崎さんとも相談するか?〉 〈そうだね。よろしくお願いします。〉 〈おーじゃあな!〉 〈サンキュー!〉 9日水曜日。 ようやく海斗の母から、父が署名捺印してくれた婚姻届が返って来た。 「良かった!間に合ったね。」 「うん、良かった。」 「明後日のお昼休み、一緒に提出しようね。」 「うん。」 チュッ 目を合わせると、すぐにキスをする2人 でも、美衣子の悪阻が激しくなり、長いキスは、 出来そうにないので、軽く済ませる。 本当は、海斗は、エロキスをして欲しくて仕方がないが、我慢している。 美衣子は、それが分かるから、少しでも海斗に触れていようとするが、悪阻中は、匂いに敏感でとてもツライ。 なんとか会社では、気を紛らわせたり、飴を舐めたりして、嫌な匂いを嗅がないように気をつけている。 でないと、まだ公表していないのに、他の社員にバレてしまう。最も気をつけないといけないのが、瑞稀だ。
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