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企画開発部の中でも、1課から3課の3つの課に分かれている。
同期の芹沢課長の課には、谷山瑞稀さんが配属。
美衣子の課には、橘海斗くんが配属。
海斗と瑞稀に席が与えられた。
海斗の席は、美衣子のすぐ目の前に直角に並んでいる。美衣子が課長になったので、2列向かい合わせに並んだ部下たちをサイドから見る位置へと移動した。
元々1課の課長の席だったが部長に昇進された為、美衣子も異動したのだ。
『良く見える!キュン♡ダメダメ!キュンとしてる場合じゃない!あくまでも、仕事だからね〜頑張ろう!』と気合いを入れる美衣子
「早速、会議しましょうか?」と、10名居る課の皆んなに促す美衣子。会議室へ
橘海斗は、勉強熱心なのか、分からないことは、逐一質問して、メモをきっちり取っていた。
美衣子は、『なかなか良いかもしれない!』と、期待が持てると思った。
しかし!
目が合うとなぜか、「ニコッ」とする海斗
マスクをしていても目だけは、強調されて、
ドキドキしてしまう美衣子
『なんなんだ、あの笑顔は…イケメンである上に愛嬌まで備わっている。ダメだ!目を合わせては、いけない。ペースを乱される。』
会議後、席に着くと…
なんだか良い匂いがする。
『ん?なんだろう?シャンプーの匂いかなぁ?』
海斗くんの匂いだ。思わず匂いを嗅いでしまう美衣子
久しぶりに若い男性の匂い
『普段、オジサンの匂いばかり嗅いでいたから、新鮮だ!あ、ダメダメ、こんな匂いを嗅いでしまうと、落ちてしまうよ〜♡あ!全く、何を考えてるんだ、私は…』
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