告白

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告白

ダイニングバー 『あ〜結局、2人っきりで来てしまった〜 しかも、何このオシャレなお店は…私大丈夫かなぁ?』 1つ1つソファーと壁で区切られていて、入口には、カーテンまで付いて、まるで個室のようなダイニングバー 「今日は、お疲れ様でした。ありがとうございます。」 「お疲れ様〜」 「とりあえず乾杯しましょう!」と、促されるままビールで乾杯。 「新入社員に乾杯〜」 「美衣子さんに乾杯〜」美衣子呼びに照れる。 「あー旨っ!」 「美味しいね〜」 「よく呑むんですか?」 「まあ、最近は、自粛だったから、ほぼ家呑みだけどね。」 「あ、そうですよね。」 「橘くんも呑むの?」 「海斗!」 「ん?」 「今は、業務時間外だから海斗でお願いします。」 『きゅん』 「海斗くんも呑むの?」 「そうですね、僕も友達と家呑みでしたけど、学生の時は、記憶が飛ぶくらいいっぱい呑んでましたね。」 「そうなんだ。」 「美衣子さん!さっきの話、俺、本気ですからね。」 「なんだっけ?」 「あぁ、もう一度大きな声で言いましょうか?」 「あ、いえ…」照れる美衣子 「マジですよ!もう俺、最初から美衣子さんに釘付けです♡」 「何言ってるのよ!」 すると、美衣子の両手を包むように握る海斗 「本気だから…!」と見つめられる。 『キャー!ヤバ〜い!何年ぶり?ドキドキしちゃう〜何か色んな物が出そうなんですけど…どうしよう!』 「だって私…8つも歳上だし…」 「年齢なんて関係ないですよ!」 「まだ、今日会ったばかりで、お互いのこと何も知らないし…」 「少しずつ知っていけばいいんじゃないですか?まあ、俺は今日1日一緒に居て、充分よく分かりましたけど?てか、一目惚れっす♡」 『キャー♡もう、心臓バクバクして、ヤバいんだけど…何この子!可愛い過ぎ〜♡好き♡』
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