猛々しくも爽やかな痕

不思議の森のデコるん☆ （私が泣いた理由）

そして時は流れ、現在十二月。 どこぞやの誰かが予想したように、不思議の森にはクリスマスが訪れている。 しかも、クリスマスイベントのセレクションをコンプリートすると貰えるスペシャルストーリーには、やはりピーターが出演するらしい。 なんでも、ピーターの過去を知るオーロラという新キャラクターまで出てくるとか。 もう期待しかない。

クリスマスのパーツは、雑貨屋さん巡りが好きな人なら、皆が「可愛い」を連呼するに決まっているハイクオリティっぷりだ。 ジンジャークッキーが反則級に可愛い。 しかも、パーツを青基調、ピンク基調、暖色基調などと選べるというのだから運営さん頑張っていらっしゃる。 同じパーツでも色味が違えば森の雰囲気は全然違ってくる。 フレンドさん巡りをする楽しみが三割増だ。

師走、年の瀬なんて忙しいに決まっているのに、今日も今日とて私は不思議の森の妖精達に会いに行くのだ。 勿論間には勉強も挟むし、年末の大掃除もきちんとこなしたし、年賀状だってちゃんと書いた……ライフ回復の待ち時間に。

この森には、いつか終わりが来るという。 最初それを知った時はただただショックだったけれど。 しばらく泣いて、ふと気がついてしまった。