不思議の森のデコるん☆ (私が泣いた理由)

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今、私には何よりも没頭しているスマホゲームがある。 『不思議の森のデコるん☆』。 可愛らしい小人の、デコるんと呼ばれる妖精達が織り成す世界観で、ミニゲームをクリアするとポイントが貰える。 そのポイントと交換して自分だけの森を装飾出来るパーツをショップにて仕入れることにより、 思い思いの森にデコレーションしていく。 さらに、ある一定のミッションをクリアするとデコるん達が紡ぐストーリーが解放される。 夢かわいい箱庭風ゲーム、と言えばいいだろうか。 興味が無い人にとっては「へぇ、そうなんだ」ですむ話だろう。 やってみてとまでは言わない、せめて一度見るだけでいいから見てほしい。 イケメンのスマホゲームみたく華美なキャラクター、豪華声優陣、熱いバトルなどそういった派手な要素は何ひとつ無い……だが、しかし。 このゲームの売りはなんといってもその可愛らしい世界観を見事に表現した美麗な森である、と私は思う。 パーツ選択により、森の装飾は数多の組み合わせが楽しめる。 課金をすれば更に素敵なパーツを手に入れられるが、デコるん☆の凄いところは課金をしなくともミニゲームで貯めたポイントで引けるガチャだけで、充分に魅力的なパーツを入手出来ることだ。 デコるん達のコスチュームも課金で可愛いのを揃えることも出来るが、ポイントで引けるガチャにも可愛いものは多いし、ミッションクリアでたまに貰えるコスチュームも種類は多彩だ。 ズバリ無課金勢にも親切設計、そこにシビれる!あこがれるゥ! プレイヤーは他のプレイヤーの森を訪問することも出来て、文字数の制限はあれど多少のコミュニケーションもとれる。 人様の森をお邪魔してまわれるというのも、凄く楽しい。 『虹のかかる池』、『宝石の実がなる大樹』、 『木陰のティーパーティー』、……森を飾るパーツ名を列挙するだけで、もうなんだかドキドキしてきてしまう(のは私だけだろうか)。 そしてこのゲーム、森のデコレーション以外にもバックボーンのストーリーが実にいいのだ。 妖精のジャックとメリーの初々しい恋の話がたまらない。なにこのピュアっぷり、いいぞもっとやれ。
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