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とろけるキスに頭をぼんやりさせていると、優しく髪を撫でまた額にキスをされる。
それから彼は気持ちを伝えてくれた。
「紗世、大好きだよ」
「私も広海くんが大好き」
「紗世を全部見せて」
「全部って、恥ずかしいんだけど」
広海くんの視線が胸元に移ったから、思わず隠すように手で胸を押さえる。
広海くんはその手を掴む。
「ダメなの?」
「ダメじゃない」
私の返事に口元を緩ませた彼は首筋に顔を埋めて、優しくキスをして、ゆっくりと全部を見たいという欲求を果たすべく身に付けている物のすべてを剥いだ。
私も同じように広海くんの服を全部脱がせる。
「きれいだよ」と耳元で囁かれ、顔が熱くなった。広海くんは私の肌の温度を確かめるように触れていく。
時折大胆に動く彼だったが、優しく包み込むように抱いてくれた。彼の優しさは私を幸せにしてくれた。
全てを広海くんに見せたあと、まだ大きく動いている彼の胸に頭を乗せる。広海くんは乗せた私の頭を撫でながら、ゆっくりと息を吐いて呼吸を整えた。
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