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なぎさ:当たり前なんだけどさ。
わたし:何?
なぎさ:百人一首の時代って、都の真ん中でも空がずっと広がってたんだろうな。
薫風の恋空広き時空かな
なぎさ:さぶいよー。おでんー! お鍋ー!
走り梅雨サボテン仕舞いセーター出す
わたし:この間は暑いー。かき氷ー、冷麦ーって言ってたのに。
走り梅雨三月の寒さ知らぬこと
わたし:室町時代の夢窓国師の「夢中問答」にある話らしいんだけど、とある尼が清水寺の観音様に熱心に祈っているのを見て、傍の人が何を祈ってるのか訊いたところ……
なぎさ:枇杷の種をどうにかしてって祈ってたんでしょ。
わたし:げ! なんでわかるの?
なぎさ:高いのに食べるとこ少ないんだもん。
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