芽生えの呪文

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Wakupedia【芽生えの呪文】  この呪文を唱えると願いが叶うとされている。主に、小学生の間で流行した。 【概要】  呪文を唱える場所は森の中が良いとされているが、森がない場合は木の多く繁る場所(公園など)、自然に溢れた場所ならどこでも良いとされている。時刻の指定はない。  目を閉じ口を大きく開けて呪文を唱える。唱えたあとは、しばらく口を開けたままでいなければならない。これは呪文の中にある『小さき魂』を口から迎え入れるためとされている。 【呪文全文】  我が体内に宿りし小さき魂。  我の願いを貪りて大きく育つが良い。  我はそれを甘受し契約する。  やがて芽吹いた魂は我とは別の個体となりて願いを叶えてくれるだろう。 【実例報告】  呪文を唱えたあと、口を開けたままでいると、本当になにかが口の中へと入ってきたような気がした。呪文を唱えて数日すると腹痛に見舞われた(頭痛を訴える者もいた)。  児童の間で流行っていたため、その願いの大半は『テストで満点がとれますように』とか『足が速くなりますように』といった、七夕の短冊でよく見受けられるような内容であり、願いが叶ったと言う児童も複数いたが、呪文の効果かどうかは定かではない。
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