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ラスカル、クローバー、パティの三名からなるオズ保護チーム。
彼らは、保護対象・オズが居る教会に向かった。
道中、やはりと言うべきかラスカルはやけに明るかった。
跳ねるような足取りで、長い三つ編みを揺らしつつ先をゆく。
反対にクローバーとパティは、絞首台に向かうような顔でとぼとぼ歩いていた。
「あれ、オズさんがいないや」
教会に到着して中に入るが、オズがいない。
敷地外には出ていないはずだが、どこかに隠れているのか?
「どうしましょう……三人で手分けして探しますか?」
「いや、二手に別れよう。俺はラスカルと行く。……ホプキンス」
ぽん、とクローバーがパティの肩に手を置く。
珍しく部下の身を案じているのか。
「いだだだだだ!!肩、肩ミシミシ言ってる!折れる!」
「お前、今回も役に立たなかったら、クビにしてやるからなァ……?」
と思われたが違ったようだ。
骨が砕かれる寸前で解放されるパティの肩。
激痛にうんうん唸って肩をさするパティを尻目に、クローバーとラスカルは進んでいった。
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