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両手を繋がれている俺は万歳状態で丹治さんのブツをもろに顔で受けるしかない。
丹治さんは愛おしむように、けど容赦ない荒々しさと作業的な冷たさで、筋立った勃起の先を俺の唇に押し付けたりなぞったりして弄ぶ。
水無月さん始め警視監、周囲を囲む幾人かの人らが見てる前でガン勃ちを晒し、それを維持する神経に俺はある種の不気味さを感じていた。
この『試練』に関しては、予め断りが入っていたし、堪えろとも言われた。
それは『結城さんを助ける為に芝居を打つ』って意味なんだろうけど、引っ掛かるのは丹治さんが結城さんの置かれている状況を知っていたってことだ。
それだけじゃない。
予めクマさんを拘束し、制裁を加えて警察との駆け引きに及んでいる。
そうした中で俺に対してもここまでするとなると、実は最初から騙されてるんじゃないか、と心中疑心が過る。
再び喉奥に押し込まれた肉の塊が呼吸を阻み、窒息の苦しさに『死んじゃうからっ』と涙目で訴えると、手加減されるどころか残酷で嬉しそうな表情が返ってきただけ。
「酸欠で失神する直前、人は未知の快感を得るんです。、、、ね?」
「ぅ、、ぐぅ、、っ」
それは確かにそうだった。
パソコンから聞こえてた制止の声や擦れるチェーンの音が消え、意識が遠のく過程で妙な高揚感に包まれると、
痛みも苦しみさも無くなり、喉に触れている感覚だけが敏感になって丹治さんのモノが大きく脈打つに合わせ、俺の下半身は射精に似た快感を覚え、実際に少し射精したんだと思う。
同時に気管近くまで突き込み、犯してる先端がドクッと弾けた。
途端に口の中が逆流してきた精液で溢れ、気持ち悪さに襲われた。
飲み込むにも量が多すぎて、また息もできなかった俺は一転、暴れに暴れ
顔を背けて異物を抜いた直後、精液と共にそれまでに飲んだ酒を嘔吐し咳き込み続けた。
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