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「水無月の嫌がらせでこっちは気ぃ狂いそうだったんだぞ。
それとも何だチビ、
お前まであいつに加担するつもりか?」
結城さんが警察指定の病院に転院した後は、先輩である水無月さんの指示で必要以上に長い入院(個室に閉じ込め、俺との面会は一切なし)
を余儀なくされた。
はじめのうちこそ結城さんは
『チビを一人にできない』と大暴れしていたようだけど、その間に俺と結城さんが再び一緒に暮らせる為の必要な措置を講じてくれてることがわかってからは、大人しく指示を受け入れたらしい。
それにしても俺を遠ざけたのが、
『嫌がらせ』に感じるほどの苦痛だなんて聞けば、結城さんも随分素直になったなぁって思うし、俺自身は満更でもない。
水無月さんのことだから、実は暴走しがちな結城さんへの『嫌がらせ』だったのかも知れないけど。
「加担だなんて、そんな気は全くないですよ。
指が動くようになっても油断するなって医者も言ってたでしょ?
せっかくくっつけた神経が切れたらどうするんですかって話」
─ そりゃぁ俺だってさ。
めちゃくちゃしたいよ、
したくてしたくて、、、何度一人で試みたか。
でも自分でするのは結城さんにされるのと全然違う。
尻を意識すると却ってストレスになるから前だけを慰めるに留め、悶々と耐えていた。
「手術から何ヶ月経ってると思ってんだ、大丈夫にきまってんだろ。
無駄に長い入院中、指立て伏せで発散してたんだからな」
「指立てって、、、っ
あのねっ、結城さんは指を怪我したんですよっ? わざわざ指使って、、、ぅわっ」
「すぐ挿れるから股開け。
取り敢えず一発ヌかせねぇと、腹にダダ漏らすぞ」
も~っ、
久しぶりの再会なのに
色気もクソもないんだから。
結城さんがこの数ヶ月抑えに抑えていた性欲は帰宅後即堰を切ってしまったようだ。
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