800年の空白

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世界各国から来たエージェント達は、みんな当たり前のように英語を話していた。それは、隠れた努力によるものなのかは分からないが、皆が皆、僕より優れているように見えていた。 僕達エージェントは、それぞれ異なる場所のブラックホールを探索目標として言い渡された。どうやら、皆でひとつの場所に行くのではなく、各個人で異なる場所に行くようだ。 それを聞いた時には、片道約2年、ひとりぼっちの船内で耐えられるのかと考えたが、どうやら探索目標付近に到着するまでの期間は、コールドスリープ状態で移動するようであった。 探索目標付近で目覚め、目標となる反物質を入手し、再びコールドスリープ状態となり帰還する。太陽系付近で目覚め、地球への着陸準備を行う。 ひとりぼっちに耐えられるかという心配はどうやら杞憂だったようだ。しかしここで、新たな心配事が生まれた。もし何かあった場合、一人で対処出来るのだろうか。
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