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800年のズレの間に地球では、エネルギーが完全に枯渇してしまったようだ。エージェント達が個別にブラックホールへ向かっていたが、予定だった4年半後に誰一人とも帰還しなかった為に、どうやら国連では新たなエネルギー案が発案されていた。
地球の心臓、マントルからの熱エネルギーの抽出であった。国連は新たな組織を立ち上げ、その作戦に尽力したようであった。しかし、作戦は失敗に終わり、さらにはマントルを外気によって冷却しすぎたために本来であれば数万年周期と言われる氷河期を引き起こしてしまったようだ。
作戦の失敗の責を問われ、その組織は解散、国連ももう打つ手が無くなってしまったようであった。地球の表面温度が下がり続ける中、人々は食料や領土を求めて、第四次世界大戦が始まった。
戦争と、極度の食糧不足により人口が激減し、極部より温度が高く住みやすい赤道付近へ人口が集中した。
しかし、人間の行動など露知らず、地球の温度は下がり続けていく。ついには地球上のエネルギーが完全に枯渇し、人類は滅亡した。
地球にとって害悪であった人類が滅亡したからなのかは定かではないが、人類滅亡後、地球の温度は元の温度に段々と戻っていき、人類滅亡前の10度前後へと安定した様だ。
以上がPDAから得た情報の概要である。
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