歌舞伎町
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歌舞伎町
カツカツと鳴り響くハイヒールの音が好きだった。 前に進んでいるのがよくわかるから。 脚を痛めても履き続けた。 胸を痛めても履き続けた。 私には似合っていなかったのだろうか。 必死だったあの頃。 どうしても必要だったのは、進んでいると勘違いすること。 今でも愛している、ハイヒールを履かなくなった人生で。 拙くて、健気で、可愛らしかった。
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