少女視点 

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少女視点 

「次は君の話を聞かせて?」 そう言って笑った彼女が楽しそうに笑っている姿は狂っているようだった。 でも、今の私はそれがちょうど良かった。 だから、たくさん友達の事を話した。 私の紡ぎ出す悪口をゆっくりと笑顔で聞いてから 彼女は言った。 「じゃあさ、その二人、消しちゃう?」と。 「うん。消してほしい。」 たったの二言の返事は私の人生をガラリと変えるだろうと期待して。 「後悔はないですか? 今後一切、後悔しませんか? もしもですが、後悔したのなら私のもとに来てくださいますか?」 「はい。」 「それほどの覚悟、受け取りました。 九十九神さつき、名前を覚えておいてください。」 九十九神さつき。 彼女の名前をゆっくりと暗唱した。 「私は、睦月です。」 「睦月さんですね。わかりました。 あ、夜になりそうですね、私は失礼します。 明日を楽しみにして寝てくださいね。」 笑顔で言ってから闇に溶けていったさつきさんの残像をずっとみつめていた。
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