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帰宅拒否
僕にしかできない事。
それはママの見張りです!
僕は見張るのです
帰宅拒否します!
帰りません!
だからね
外出は駄目です!
毛づくろいしながら、まったり邪魔します。
ママの言うことは聞きません!
僕は見張るのです!
「ミドリ、帰ってよ」
『知りません』
あっちの部屋、こっちの部屋と飛び回り、逃げ回ります。
帰宅拒否なのです!
しょうがないからママは外出を諦めました。
『寝なさい、痛いんでしょ?』
僕は寝室に誘導します
ママの、寝室の突っ張り棒の上に止まりました。
『当然降りませんよーだ』
ここから見張ります
「ミドリ、昼寝するから
だから、帰ろうね」
その手には乗りません。
僕を返して、外出する気でしょ?
『バレてますよーだ』
僕はママが寝てしまっても、ずっと
止まったままで、いい子にしていました。
**
「出しっぱなしで昼寝はしたくなかったんだけどね」
起きてから、ママがそういうので。
少しやりすぎたかな?
僕はちょっとだけ、反省しました。
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