記憶立証人サトシ

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 この世界はまるでゴミ溜めだ。23世紀、新東京では不思議な事件が数多く起こっているが、普通の事件だってしょっちゅう起こる。凶悪事件は絶えないし、未解決事件だって幾つもある。そんな世の中に幻滅している人は少なくない。ワイドショーでも、そんなことを言うコメンテーターをよく見かける。 ――しかし、そんな中。一人の青年が、数々の事件に挑み始めた。白いYシャツの袖を捲り、黒いサロペットと白手袋が象徴する、控えめな性格の青年。彼の名は――。
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