一人の女性

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一人の女性

私は社長が会社に戻った後も哲也が自殺したと警察から聞かされた公園で証拠になるものがないか? 探していた。 すると哲也と同じくらいの女性が公園で何かを探しているのが見えた。 私は「あの~何か探しているんてすか?」 その女性に尋ねた。 「は、はい私の大切な習い事のバッチです」  私は「もしかして?このバッチですか?」 中村玲子が聞くと髪の毛はボブで背が低くてきゃしゃでとても可愛らしいその女性は私に言った。 「そうです。そのバッチここで落としてしまって」 私は聞いた「あの~ここで自殺した中村哲也を知っていますよね?同じ教室に通っていたんですから」 彼女は「あの~あなたは~?」 「私は中村哲也の姉の玲子です」 彼女は私に話した。 「私は前まで中村君と同じ会社だった須藤夢といいます」彼女は私に名前を名乗った。 「あの~失礼ですけど~哲也の会社の社長は社員を家族だと言ってるほど温かい会社と評判ですよね?何で辞めたんですか?」 彼女は言った。「確かに普通に働いて普通にしていれば温かいファミリー的な会社かもしれませんね。でも、会社で変な噂にでもなるとすぐクビにされてしまうんです。理由もでっち上げられて」 私は驚いて須藤夢さんに聞いた。 「噂?どんな?」 首藤夢は言った。「私が中村哲也君をストーカーしていると……。私はストーカーなんてしていませんただ相談にのってもらっていただけなんですけどね。そう言えば私の他にも中村君と付き合っていると噂になってクビになった女性がいましたね。 誰かが噂を流しているんでしょうね。 社長はクリーンな会社を心がけていて、 変な噂が会社を潰すと思っているのです。だから 変な噂がたつと違うと言ってもすぐにクビにするのが、あのワンマン社長のやり方なんです」 私は聞いた。 「須藤さん。あなたが哲也の恋人ってことはないわよね?」 須藤夢は言った。「私が一方的に好きになっただけです。付き合っていません。それに中村君は他に好きな女性がいたみたいですよ。もしかしたら?その女性が勘違いして変な噂を流しているのかも?しれませんね」 「ありがとうございます。もう一人クビになった 女性もパン教室に通っているの?」 須藤は中村玲子に言った。「変な噂をたてられてしまったし、パン教室はあの会社の社員さんがほとんどです。だから私も付き合ってるって噂の彼女もパン教室を辞めたんです。それに私、中村君の彼女はパン教室の中の誰か?で嫉妬深い人~会社でも働いている人だと思うんです。でも、誰も知りませんが」 私は最後に須藤夢に聞いた 「社長のことで気になる事、ありますか? 社員を家族だと言う方ですのでないとは思いますが~」 須藤夢は言った「日本の会社で働いている時は確かに社員は家族だと言っていますが外国で仕事をする時は、社長の連絡は急に何日もとれなくなってしまい。クライアントを待たせるなどみんな困っていました」 私は言った「ありがとう須藤さん。あと、社長の息子さんて病気で亡くなったんですねそれが元で離婚したって聞いたんですが~」 須藤は言った。「確かに皆に社長はそう話していましたが。離婚の原因は奥さんにあると皆、噂していましたね。真相はわかりませんが~」    私は須藤夢にお礼を言って哲也の自殺の真相を探し回っていた。 私は、社長の犬井誠がどうにも、気になって仕方なかった
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