sin^2θ+cos^2θ

1/1
前へ
/3ページ
次へ

sin^2θ+cos^2θ

これはただ自分の過去を綴ったものだ。「自伝」と言えばいいのだろうか。いや、それには値しないわ。というか、偉人みたいにされると困る。読者にはあんな人生を送ってほしくはないから。むしろ、戒めとして読んでほしい。 (ⅰ)どんな人生を送れるかなんて誰にも解らない。私たちにできるのは未知の関数を描くことだけ。その関数が綺麗であろうが、歪んでいるだろうが、問題はない。だって、今まさに描いている関数は唯一無二なのだから。有名問題のようなありきたりのものではない。 (ⅰ)が事実であることはこんな自分でも言い切れることだ。 (ⅱ)ここでそのグラフの方程式に判別式Dを用いると、D<0、D=0、D>0のいずれかになる。人生の関数は様々な関数が繋がってできているため、得られるDも様々である。D<0になる関数を「−(マイナス)の関数」、D=0の関数を「0の関数」、D>0の関数を「+(プラス)の関数」とすると、人生の関数は「−の関数」と「+の関数」が組み合わさっており、そして間に「0の関数」を挟まっている。これは見かけによらないことが多く、さらに関数を描く本人しか解らないことなのだ。また、一次関数のように傾きの正負がはっきりとしない。これらの点から、「人生は山あり谷あり。」という言葉が腑に落ちる。(補足)人生の関数が「負に落ちる」ことなんて、いくらでもあります。 (ⅰ)、(ⅱ)より、x軸に平行な人生の関数を描くことはできない。 Q.E.D (注1)一部数学的概念にそぐわない記述がありますが、ご了承ください。 (注2)Q.E.Dは"Quod Erat Demonstrandum"(かく示された)の略称です。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加