2022年6月23日(心に残った作品をオタクが語るだけ)

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2022年6月23日(心に残った作品をオタクが語るだけ)

今日は僕が最高に好きな物だけ紹介します。今まで何回も書いてきましたが、好きな物を共有出来る人が現実に居ないので、許してください。 〇いよわさん いよわさんのような作品を作りたくて小説を書き始めました。いよわさんは音楽を作る人なのですが、独特の世界観が僕の心臓を掴みました。 最近だと、「水死体にもどらないで」をよく聞いています。死んだ彼女が人魚になって戻ってきた曲なのですが、主人公の葛藤とあまりにも悲しい最後が、好きです。彼女の面影を忘れようと躍起になっていたのに、ラスサビで「本当は一緒に居たいんだよそうだよ、恋したんだ」は、泣きます。 〇indigo2さん この人も音楽を作る方なのですが、確実に僕を侵食しています。無名の方でYouTubeでも数曲しか無いのですが、その中の「ニスカリカ」という曲からハマり、BOOTHでCDを購入しました。僕の処女作は「ニスカリカの微笑」なのですが、バッチバチにこの曲から着想を得てました。 「雨とサイレン」は神。午前3時に何が来たのか分かることなく終わるあの清々しさと夢みたいに呆気なく終わる僕だけの孤独感が、好きです。 「メロイア」は誰にも聞かせたくない位好き。「私たちを繋ぐものは痛みでしかない」なんてどんなご飯食べてたらそんな表現が出るのか教えて欲しい。好き。 〇三秋縋さん 不幸の中の幸福の美しさを教えてくれた小説家です。全ての小説に触れましたが、1つとして外れがなく、最後には泣きたくなる位の悲しみも待っていて、好きです。 好きな物に身を浸すのはいい事です。 オタクの早口解説を読んでいただきありがとうございます。 余談ですが、好きな人が中学生の時にいて、両想いだったのですが、僕の臆病さと彼女の臆病さが上手い具合に重なり合って自然消滅した思い出があります。付き合っていた訳では無いのですが、とある事から両想いで有ることが分かりました。その時は有頂天で世界すら救えるほど浮かれていました。 今ではあの時の気持ちが本当の事だったかすら、忘れてしまいました。 言葉にして伝えていればなんて、強欲が過ぎますね。 僕が好きな物を友達に話せないのは、僕の好きな人が僕の好きな物を受け止めてくれたからです。彼女以外にどうやって伝えればいいかなんて分からないんです。 僕がこうやって呪いやら救いなんて大それた物語を書いているのも、中学3年生の悲しみに身を浸した僕を救いたかったからかもしれません。 僕というゾンビが欲しかったのはあの時のどうしようもない思い出の焼き直しなのかも。 彼女を手に入れる事が絶対的に不可能になった今、小説を書いているのは間違いなくこんなどうしようもない恋話を読んで下さる貴方のおかげです。 何度も言うと言葉の重量が軽くなってしまうけど、ありがとう。
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