栄華

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かつて在った、 原始宇宙の神代星では、 龍神族が一億年もの栄華を極めていた… 「グオオオオオオオオオオオオ!!」 「うわああああ!やべえ!!」 「逃げろー!」 龍神族は他の種族を圧倒する、 大きく強い体に恵まれ、 ゴリ押しのみで勝てた。 現にこの西洋の巨龍テュポーンは、 龍神族一の英雄であり、 文字通り星にも届く巨体には、 他神族は誰もが恐れを成し、 逃げ惑うしか無かった… 息子のヒドラも、 同様に蛮勇を奮っている。 一方東洋では… 「ギシャアアアアアアアアアアアア!」 東洋のヤマタノオロチは、 洪水と炎は、 多くの他神族に戦果を上げる豪傑だった。 龍神族は首が多ければ多い程モテる故、 これら多頭龍は雌にモテモテで交尾しまくり、 英雄色を好むを地でイった。 そんな華々しいリア充英雄譚とは無縁の、 首が一本で小さく力も弱く、 モテない非リア龍神族も居た。
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