信一 幼稚園・高校生

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「前から思っていたけど、信ちゃん家凄いよなぁ、父ちゃん母ちゃん医者だし、ばあちゃん経営者、実はさぁ俺、小さい時から信ちゃんの子分のつもりだったんだ、 なんか信ちゃんの背中見ていると、安心出来たんだ、かっこいいし、俺ぇ何か気持ち悪い事言ってんなぁ 悪りぃ」  2人とも黙り込んだ。  暫くして、「誰にも言うなよ、、、おれの母さん、リスカの後凄いんだ、中学の時ミミもおれと同じクラスだったから、わかると思うけど、、おれの隣の席のすげぇ美人で頭の良い女子、日に日に手と足の包帯増えてた、、、周りに全く興味のないおれにもわかる、陰湿なイジメ受けてた、小さい時からずっとボコボコがに不思議だった 」言ってしまった。  ミミは下を向いて泣いていた、何の涙か考えない事にした。  秘密がわかった後、いつも見下していた母さんに、おれの知らない世界があったんだ、と思った事を思い出した。
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