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信一 維士の家へ
2011年 5月 信一
もう直ぐ無人駅だ、おれがドクから絵を取りに来て良いと、メールをもらったのが4日前、ドクのペースに流されないように、話が出来る最後のチャンスだと思って、言うべき事を考えた、殆ど1年前と変わらないが、前回は聞き流されたが、今回は真剣に伝えたいと練習してきた。
着いてビックリした、東京駅の男だ、大家とは意外だったが、仲が良いらしい、直ぐ居なくなってよかった。
昼飯を食べながらドクが近況を話してくれた。おれも練習した事を伝えらえた、ドクから知らないのに何を言ってると言われた、
おれは、知っているつもりだ。
おれは仕事を、辞めて来るべきだった。仕事が忙しい過ぎて、全て面倒みれるか、この現実的な事は考えていない。夢だけ見ていた。ドクの疑問当たり前だ、答え方を間違える訳にいかない、ここで失敗すると、後はない。
ドクが、目の前にいる幸運も、後1時間くらいか、
決めた、人生全てドクにやる。
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