信一 維士の家へ

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「おれの人生、全てドクにやる、おれはドクがいないと、生きていてもつまらない、ドクの事は知っているつもりだ。この5年間、身にしみてわかった。  ドクのプロデュースは全部おれがやる、ドクはおれの後ろに、いれば良い、窓口は、おれだ、側に居るは、その言葉のままだよ、一緒に暮らしたいって事だ」ドクの質問に答えた。 「初めて言われました。人生くれるって、僕はもらえません。信一さんは、僕の事何も知らない、つもりだけです。僕はたぶん10歳くらいから、成長してない。  小学校に入る前は、東京に住んでいた、僕の周りは、大人がいつも寄ってきた。だんだん押し入れが、好きになった、お父さんも、たぶん僕のせいで、いなくなった。
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