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目を光らせて、声も小さくなり、
「いじわるに聞こえるかもしれないけど、好きな事は、本当は仕事にしてはダメだよ。
嫌いになってなしまうからね。
好きな事は大事にとっておいてね、少しずつ楽しんで、自分が悩んだり苦しい時は助けてくれるよ、好き事はお守りなんだよ」って言っていたような気がするが、あまり聞いていなかった。
音楽は趣味にしとけって言うことかなぁとも思ったが、
(後悔しない生き方するよ、ばあちゃんありがとう)と心で言った。
胸に小さいトゲが刺さっているようで少し痛いが、面倒な事は考えない事にした。
帰り道、強風で前髪が、目の前にカーテンのようで気になった。
いつもは半分が定位置だった。
目も悪いのにメガネもコンタクトもしていない、小学5年生あたりから、世の中ボヤけて半分見えるくらいが丁度良いと思っている。
いつまでも中2病だなと思った、あれどうしたんだおれ、自分に驚いた。
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