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この前お母さんに印刷機というのを買ってもらった、(描いた絵を印刷出来るのよ)って使い方を教えてくれて1枚印刷してくれた。
描き終わったので印刷機で印刷しようと思ったが、音がうるさいので、外に聞こえると思いやめた。僕は次の絵を、息を殺して描き始めた。
2006年 維士(ドク)
「維士、帰る時間メール頂戴ね」ってお母さんが僕に言った。「ok」と返事をして駅に急いだ。高校3年生になった、電車で1時間かかる高校に通っている。
県内陸部の偏差値の高い進学校だった、この地域の同級生からは、どうしても離れたかった。
中学時代は殆ど学校に行っていない、小学生時代からずっと続くイジメに、心がついて行けなかった、食べれなくなりもう死ぬんだと何度も思った、(辛いか)って何千回僕は、奥の奥にいる僕に聞いたが、いつも小さすぎて口を開けているのはわかったが、答えは聞こえなかったなかった、
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