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(じゃ帰る)と言うと、
(また直ぐ帰ってきてね待っているから)と言って、タッパに惣菜を詰めて、
「帰ったら食べて、」と、よこしてた。
玄関を出る時、
「母さん、おれ26歳になった、子供の時から今まで子供だった、病気になって色々考える時間が出来た。
母さんがいた事忘れていた、1年前、ばあちゃんに何度もお願いされたんだ、母さんを忘れないでって。
今ようやく思い出した(待っている)と言ってくれる人、おれにもいたんだ、、また来る、じゃ」と、言ったら、
「忘れるくらいで、丁度良いの、思い出してくれて、ありがとう、また待っているね」と、泣いて言った。
滞在時間は短かったが、おれにとっては今までの人生で一番大切な時間だった、。
初めて他人との関係を母さんに言った、たぶんこれからは、自然に言えると思う、粋がって生きる程の人生じゃない。
おれも、たんぽぽでいいんだ、
間違えた、
踏まれても起き上がる、たんぽぽになりたいと思った。
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