信一 再び維士と会えた

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 うどん食べたら18時だ、焦ったが、約束は守らないと、次はないと思い帰る事にした。  帰り際、「今日は、何もない僕の部屋に来て頂きありがとうございます。僕の携帯ちょと調子悪いので、頂いても返信しない時は調子悪い事を思い出してください。気をつけて帰ってください」って天使の笑顔で言われた。凄い笑顔だとおれは思った。  この1時間を、思い出しながら帰ってた。腕時計はたぶん、いつもしているのだろ、今日もしていた。 衝撃的な部屋、ドクの話、絵を見て、うどん食った。  おれは何一つ話していない、言うと決めた事ひとつもだ、  全てドクのペースのままに流された。 普段の仕事と同じだった。お膳立てされた上を進む、何かおかしい気がするが、わからない、絵に感動した心が大半を占めていた。  仕事のいつもと一緒だった、それだけはわかる。  次の日から毎日メールをしているが、返信がこない、調子が悪いって言っていたのは覚えている。
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