若葉の頃

1/1
前へ
/6ページ
次へ

若葉の頃

思いの丈を綴るわけであるが、僕の妹が考えてることをはっきりして縮めて、文章校正していた。支離滅裂な文面に永く時を要して、僕は手直しをしなければならない。この休みだからこそ、僕は今自分が楽になれると言うことを精神的な安らぎが保たれていることと知るべきだろう。名倉優里のロシア文学講義は、残念ながら、書店に買いに行かなかった。今日買いに行こうと思ったのだがね。結局行かなかったよ。うん、買いたかったのになぁ。でもなんか僕は気後れしたんだ。明日仕事だよなぁって彼女が深夜3時ごろになって電話かけてくるんだ。それはその声が何かとても疲れていると言うよりも、むしろこの少女のように、可憐にか細い声、消え入りそうな声で、仕事だよとそっと言うんだ。あぁ、彼女も、明日も仕事だ。けれども、もっと大変なんだ。辛いんだって。彼女の警備の仕事は、命の危険と隣り合わせだ。 だからそんな時はね。家でゆっくりじっとしているんだよって彼女は言いたいんだろう。でもかく言う、僕はどうだろう。明日に仕事になるとすごく神経の細やかな気を遣ってすごく責任感に身を積まされる想いの仕事を任されている。動かされて、僕はミスする懸念がある。それは例えるならば食品に洗剤を入れてしまわないように気を使う、食器洗浄の仕事と言えるかもしれない。 そういう何か、食品関連の仕事は、殊更神経を気遣う。クレームにシビアになる、センシティブになるようなあの感覚的に似てて、そういうことと同じようなことが僕の現実にも、確かにあるかもしれない。お客様のご依頼の仕事は、結構キツイ。 仕事には有無を言わさず、依頼が来たら、僕は、従う。やりたくないなんて、言えない。言ったらいけない、そんな甘い仕事ではない。 すごく求めなきゃできない仕事なんだってことなんだ。僕はそういう責任があることをやってて、いつも毎日心がすり減ってて、最近特にその神経が擦り切れているんだ。毎日がお金の良さとは、違う食い違う日々に、金目当てじゃない仕事を選んだ。 この価値が私そんなことはしなくたってそんなことはできないんだからできるわけはないんだからなんてね。僕も昔言われたけどね。ちょっと、新しく入った新人として、永くいる人に、彼はきっと責任感が強かった。まぁ自信ありげに、新人の僕にピリつかせていたんだろう。だから、僕が何か。僕が何かきっと羨ましかったのかもしれないけどね… 僕は毎日生きてて今の方がきついんだって、なんでだろうって悩む日々は、なんなんだろうね?どこもきついんだろうけど結局何かから逃げることよりもまず、休めいないと言う現実があって、僕の毎日がそれで心の琴線が逆立ちだってピーピーしてイライラして、こういう毎日が僕の中で日々続いていると言うことが堆積していくんだろう。新聞と同じだねって君は言った。 本当か嘘か良くわからないんだが、僕はきっと2人の坂道を駆け上がる、九段理江さんと活動内容は良く知らなかった、小川哲両氏が、そのお金を、支援機関に寄付に回してると知った時に、とても、驚いてしまって本当なんですか?すごいですねって感嘆の意味を込めた。僕はそういうことがそういう高尚なことができなくて、その2人を羨ましいと言うよりも、むしろ尊敬と憧憬の眼差しで見ている。すごいなぁってほんとに思った。僕には何ができないんだろうかって考えていたけど、何ができないと言うよりも、まずそこに至るまでの過程においていくつものハードルがあり、それが昔と今ではだいぶ違って、暇も時間もなくなって夢と言うことすらも、もはや陳腐なモノに成り下がった感が拭えない、と言う疑念で、そっちへ行く事に、薄ら寒さをするものになってしまったと言う、若き青年から、老齢期に差し掛かかった、郷愁のような面持ちに近い気がする。まだ若いんだからと言うのは、世間の言葉であり、若さと言うのは暇ということと同意である。僕はそれが何が何か彼らに対して、引け目を感じる。らしくてね?若さにジェラシーになって今こうやって日々を送っていることが、まさにそれなんだろう。いつになったら楽になれるんだろうかって考えた。だが、彼らのことを、誠実と思え、僕の嘘の明確の違いが、違いが対比すると、アリアリと、見せしめられる、彼らと同じ場所に空間に同居している限り、その目合わせはできないと言うことを僕は知ったんだ。だから僕は彼等から離れた。彼は僕が何を想っているだなんて、知らないだろう。知らない方が良いことだった。 僕は彼らに上から目線で、偉そうに指示なんか、しないだろう。 うらやましいんだってね。子供がね。 認めなければならない。 その上で、彼等から見て、私と言うヒトは、そう言う事を素直に認めれると言う事はとても、素敵な事なんだと想う そんな対比が見受けるんだけれど、僕は、偏屈だから、彼等に対して卑屈なママ、今もいる。まだまだ、素直になれないなぁ、なんて未だ大人になれない。 自分も子供だったあの頃を、私は忘れてしまったのか…と少し、切なくなった。 彼女の涙の意味をその時に漸く、知る事となった。今の今になって、僕はあの頃の過ちに気づいて、寂しくなった。僕は、最早、過ぎ去ってしまった、あの刹那を、憂いた(うれいた)が、君は二度とは戻っては来なかった。 僕ももう、遠出するだけの気力も無く、一日中、家に居て、家の前の近所の扉を開ける僅かな物音ですら、私の心を掻き乱していた。 僕は、何をしているのだろう。 明日、仕事だぞ。 後悔したくない。 あゝして置けば良かった なんて、後悔が、日々の疲れの堆積だと気づくのに、時間が、ない事を僕は、どうして、この危機感に鈍麻だったのだろ… 感覚的に物事を捉えるsensorが、摩耗してる。 僕は疲れていたし、眠りたかった。 布団寝具、彼女と比べて雑だ… うーん、問題だと気づいた。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加