何を買うか?

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何を買うか?

新聞を6紙を買い占める。 そして、読まずに日々が堆積していく。 僕は新聞より、週刊文春を手に持ち、激務に耐えて平静を保つ。 現実では良く迷い込み、とんでもない所に出て立ち合わせてしまう。 其れも、はっきり言って、道に迷いやすいからだ。 良く訳もわからないまま、厨房の中の人が犇めき(ひしめきら)あっている人並みに揉まれて、良く訳のわからない酷い暴言を吐かれて、なんで怒られているのかですら、理解できないのだが、取り敢えずその場は丸く納める。 その際に、大事なのは、仕事のプライドですら無く、頭を下げ、詫びるコトだ。 取り敢えず、謝罪する。 その頭を下げるコト そんな簡単なコトですら、今の人々は出来ないぐらい退化してしまった。 僕は彼等が、僕のモノマネをしていることに気づいた。 僕が謝れば彼も謝る。 僕が悪態を吐けば? 最近は責任の重い仕事を割り振られて、心が荒みきっていた。 僕は、本当に死にたいと口にすら出来ないぐらい、何もかも忘れて、布団に沈みたい。 現実がひどいからせめて夢の中で、安らかに眠れたら。 そんな事を考えている。 過覚醒 中途覚醒。 精神を苛んでいるから、目を閉じてるだけなのに、幻覚を見る。 悪夢の様な凄まじさで、目が飛び起きて、寝汗を掻いて、ゾッとしている。 その夢は、この際過酷になるサインだったのかもしれないが、厳密に云うなら、朱色で、今の地獄は夢などと云う甘い戯言にほだされているからだよ。キミ。 と、彼は云う。 そうーなんだ。 ソレが僕を壊している。 幻想なんてモノにしがみついたが、ばかりに其れを引き換えにして、夢をみる。 カッコつけて生きていたい。 憧れが僕を壊すから。 人が地獄に見える。 互いに歪み合う。 そんな世界はちっとも美しくなんかなかった。 僕は歌が下手くそだ。 最近の歌は、歌い難くなって、こんな事が出来る様になっても、周りがどんなに褒め称えても、僕が満たされる事すらなく、では僕は何故生きてるのだろうか。 悩んだ。 貴方に愛される為に、自分が地獄を見ても、僕が痛みが走り、とち狂っても、他人は、貴方の事など、どうでもいいと、対して大切に思わぬでしょう。 人って残酷なんですよ。 僕は何処かで冷めきっている。 人が暖かい なんて、そんな嘘は信じていない。 僕は自分が本当に今、たった今、何を考えているのかすら、感じない様にしていた。 だって、其れは感じたら、怖くて死にたくなるから。 死にたい、なんて簡単に口にしてはいけないと分かっている。 言葉は言霊。 思考思念は、現実化するから ヒトに悪意を向けてはならないよ。 人に優しく。 其れを良く忘れる僕は、きっと頭が悪いのだろう。
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