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使用人が出ていった後
ゼパルはやりかけの書類を片付けてから直ぐに部屋を後にして応接室へと向かった。
応接室に行くとちょうど使いの人が一口お茶を飲んだ後だった。
「…お待たせしてすみません」
ゼパルは挨拶はそこそこに向かい側の椅子に座った。
「…いえ」
「それで…用件は…」
ゼパルは座って直ぐに用件を尋ねたらお使いの人は持っていた。ティーカップをテーブルの上に置き一通の手紙をゼパルに渡さした。
「これを…」
ゼパルはその手紙を受け取り渡された手紙の内容は何なのか尋ねた。
「これは…」
使いの人は内容は言わずに中を拝見するように言った。
「国王陛下からの令状です…ご覧になられてから…用件をお伝えいたします」
そう聞いてゼパルは手紙を拝見した。
「…わかりました」
手紙を読んだゼパルは驚いて使いの人を見た。
「こ、これは…本当ですか?」
「はい…国王陛下からは返答は早めにとのことです」
「…直ぐには…それに娘にも聞かなければ…」
「わかりました…早くて一週間は待つとのことです」
「わかりました…」
「…それでは…」
使いの人はそれだけを言って席を立ち行ってしまった。
使いの人が帰った後ゼパルは深いため息をついた。
「はぁー…どうしたものか…」
そこへ応接室をちょうどメアリーの母ジュリアス・ベレトが通りがかりため息をついて悩まし下な姿のゼパルを見て声をかけた。
「あなた…どうなさったの?」
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