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「…そう…誰も結婚したくないと思うのは当たり前…我が国の王子は…」
「「はぁー」」
二人はそう言ってまた二人同時に深いため息をついた。
二人がため息をつくのに訳がありました。
実はこの国の第一王子はワガママで身勝手な上に体型は100㎏はあるほど太っていて周りからの評判は物凄く悪かった。「あんなのが王子なんて信じられない」「あれが将来の王様になるなんて…この国も終わりだな…」
そんな言葉があちこち飛び交うほど評判が悪かった。
そのため他の貴族達は娘をあんなワガママ王子の元に嫁がせたくないと言う者が多かった。
そんな王子の元にメアリーを嫁がせるべきなのかメアリーの歳を考えて二人がどうするか迷っている頃
当の本人メアリー・ベレトはモンスター退治に行っていた。
「は!…」
メアリーは剣を一振りで一匹の大きなモンスターを倒した。
「ギャー!」
一匹の大きなモンスターは雄叫びを上げて倒れた。
「流石!!…メアリー…助かったぜ!」
そう言って一人の男の子がメアリーの側に来た。
「メアリーが来てくれて助かったわ」
「私達だけじゃここまで来れなかったよ」
「いいえ…お礼なんて…良いんですよ」
「けど…貴族のお嬢様がモンスター退治とは…」
「ちょっと…メアリーさんがいてくれたなかったら…」
「わかってんよ…んなこと…」
文句をいいながら数人の冒険者や魔法使いがメアリーの側に来てお礼を言っていた。
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