オタクの壁

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自分がオタクだと認識したのはいつ頃だろう。この話を書くにあたって私は回想した。 恐らく高校生になってからだ。けれど今思い返せば、そう呼ぶに相応しいほど、ある事柄に熱中し始めたのは小学校低学年のとき。あのアニメに虜になった瞬間から、私のオタクとしての人生は始まったように思う。自覚するより随分前から、その片鱗は見えていた。 中学生の頃からひたすらを受け続けた結果、今では条件反射レベルで身についている収集癖もすでにあったかもしれない。 私を所謂“沼”へと誘ったアニメ…それは1990年代に社会現象を巻き起こしたと言われる「美少女戦士セーラームーン」である。 今ではナチュラルに浸透しているの概念の先駆けではないかと、何かの番組で聞いた。
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