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後書き
お芝居の脚本を書いてみました。取り上げたテーマによって、歌舞伎という形をとりました。巴御前と野球日本シリーズ、倶利伽羅峠の牛の角と、近鉄バファローズを、両者に共通の「牛」で結び付けました。
小説投稿サイトでは脚本はめったに見かけず、歌舞伎の脚本はほぼ皆無といっていいかもしれません。果たして受けいられるかどうかと考えましたが、自分が書きたいものを書いただけです。
脚本ですから、その要素には、第一に台詞があって、人の動き、演技、所作、音楽などもあります。しかし、演技を文章化することが難しく、今回は成功したとは思いません。
歌舞伎となると尚更で、たとえば、「立ち回りする」と書いただけではどのような動きか見当が付きません。実際の歌舞伎の台本では、立ち回りの動きは詳しく書かれておらず、受け継がれた形を演じているのだと思われます。また、思い入れや、見得などに至っては、台本を読んでいるだけでは分かりません。
新作歌舞伎、とくに真山青果の「元禄忠臣蔵」「頼朝の死」などは台詞劇で、しかも、人物がしっかり書き込まれています。
バットを振り回せば当たるも何も博打みたい、というのは、誰かは分かりませんが、実際そういう野球解説者がいたそうです。
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