レンタルの夜明け

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女性諸君。 我らを嫌悪できる理由があろうか? まるでゴミでも見るような嫌悪した目で見ているが、どうかな? 朝目が覚めたら君の隣には白馬に乗った王子様の様なイケメンが膝枕をしていてくれる。 そして朝食を作り、「いってらっしゃい」と送り出してくれるのだ。 なんて素晴らしい世界だと思わないか? これがAI技術の進歩だ! 今ではAI人間のレンタルなんて誰でもできる。 世界は自分にとって都合の良いパートナーを手にする事ができるのだ。 まさに革命じゃないか! 我ら人類はAIによって幸福を手にするのだ! 人類よ。 もうくだらない悩みは捨てろ。 好きに生きていいのだ。 仕事に出れば上司の顔色を伺って疲れるだろう? クレームで理不尽に怒鳴られるのは苦痛じゃないか?
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