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「面白い」かどうかは主観
前ページで美味しいかどうかの話をしましたが、最終的に面白いとか、好きとかの主観的な感想は、料理がどれだけお客さんのニーズに合ってるか次第といえます。
私自身は、ここ数年は活字を読むのがなかなか難しいものの、ジャンルは割と色々読むほうです。
ただ、いわゆるケータイ小説/WEB小説/ライトノベル、BL/異世界はほとんど読んでいないため、これらの分類として書かれていると解釈した場合には、一般文芸的な価値観を押し付けないように配慮した…つもり。
少なくとも、全作品を通して、作品が面白いかどうかのジャッジはしませんでした。
言えるのは、自分がターゲットでないと思われる作品でも、構成や文章の巧拙は判断できるということです。
絵本の「桃太郎」は明らかに幼児向けですが、もし、「昔々あるところに、お爺さんとお婆さんがいました」から、二人の馴れ初めが延々と書き連ねられていたら、「その話…長い?」になると思うのですよ。
もし、
「お婆さんはお爺さんが家の裏手の山へ柴狩りに行っている間に家の脇に流れる川へ昨日着た着物を洗濯しようと思ってやってきました」
と書かれていたら、「一文に情報詰めすぎですね…」と。
逆に、簡潔に幼児にわかりやすい言葉で書かれていたり、時系列で進むストーリーに無駄がなかったりしていれば「幼児向けとしてOK」です。
面白いかどうかは読んだ人が一人一人自分なりに判断すればいい。
そういえば昔ペプシのCMで桃太郎をかっこよくリメイクしたムービーやってたな〜。今でもYouTubeで観られるだろうか…。
→これがわかる人はいいトシです笑
今回の反省点は、作者がどこまでのレベル感を求めているかを聞いておかなかったことです。
ミシュラン星付きレストランのオーナーシェフか、頑固一徹一見さんお断りのラーメン屋なのか、学校給食なのか。
自分の書いたものが求めるレベルに達しているかで評価できたら、応募してくださった方々にはもっと有意義なコメントを返せたかもしれません。
こちらは一般庶民なので、ミシュランて言われたらかなり困りますが…。
批評スタンスもあらかじめ提示しておくべきでした。
次回…いつになるかわかりませんが、また開催する時には、そのあたり気をつけようと思います。
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