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伝説はここから始まる
とある国々を救った、とある青年の話。
とある一軒家で、元気な赤子の鳴き声が夜を響き渡らせる。
その声が、運命の歯車を動かす引き金となった。
* * * * *
とある一軒家で生まれた赤子は、王命により、親元を離れて生活をする事になった。
場所は、隣国の境にある最高山。
天と通ずる山とも呼ばれる程に高く、無事に辿り着ける者は天に選ばれし者のみと言い伝えられている。
そこに籠るは、元最高神官。
赤子が預けられた先は、その神官の元。
神官は、その命の誕生とともに天命を受けた。
その赤子を"聖光の勇者"へと導く師と任命された者だったのだ。
天命を受けた瞬間、王の元へ参り、そのまま王命授かって赤子を迎える環境を整えるのだった。
これは、生まれながらにして親元離れ、天命の元に人生を歩んだ青年の話。
それを今、天から受け取った言葉のままに書き記して、この本を手にしたあなたに伝えていこう。
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