伝説はここから始まる

1/1
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ

伝説はここから始まる

とある国々を救った、とある青年の話。 とある一軒家で、元気な赤子の鳴き声が夜を響き渡らせる。 その声が、運命の歯車を動かす引き金となった。 * * * * * とある一軒家で生まれた赤子は、王命により、親元を離れて生活をする事になった。 場所は、隣国の境にある最高山。 天と通ずる山とも呼ばれる程に高く、無事に辿り着ける者は天に選ばれし者のみと言い伝えられている。 そこに籠るは、元最高神官。 赤子が預けられた先は、その神官の元。 神官は、その命の誕生とともに天命を受けた。 その赤子を"聖光の勇者"へと導く師と任命された者だったのだ。 天命を受けた瞬間、王の元へ参り、そのまま王命授かって赤子を迎える環境を整えるのだった。 これは、生まれながらにして親元離れ、天命の元に人生を歩んだ青年の話。 それを今、天から受け取った言葉のままに書き記して、この本を手にしたあなたに伝えていこう。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!