雨ざらしの月曜日

It was rainy too.

　雨が降っている。

　窓の外では鋭い雨が、けたたましい音を響かせている。薄暗い照明が部屋の中でちりちりと音を鳴らしている。どんよりとした空気が重い。

　扉を開けて一歩を踏み出して、雨ざらしになってしまえば、ほんの僅かでも、この鬱屈としたものを洗い流してくれるだろうか。私は少しでも、前を向いて生きていけるだろうか。

　雨音の狭間で、瓶を叩きつける音が響く。空になった酒瓶が部屋の中を転がると、次に父は缶のプルタブを開けた。まだ日の落ちていない月曜日。雨足は一層強くなる。

　この男を殺してしまえば、私は幸せになれるだろうか。