プロローグ

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 学校へ何とか着いたボクにはさらなる地獄が待っていた。  男子生徒「ツバメ〜。何で昨日来なかったんだよう?」  男子生徒「罰として今日はお前腕立て伏せしながら授業な。」  ボク「でも、ボク、左腕が折れていて・・・。」  「そんなの知るかよ!なぁ皆んな?」と言いながらある男の子がボクの左腕を蹴りつける。  後ろに倒れ込み激痛から腕を抑えうなだれるボクを皆んなが笑う。  何がおかしいの?何が楽しいの?ボクはこんなに痛くて苦しいのに、人の不幸の何がいいの?  担任教師「皆んな、席に付きなさい。それから天野川は授業中スクワットなぁ。」  先生までボクの苦しみを楽しんでいる。ボクは何時も独りだ。  その日、ボクは授業をスクワットしながら受け放課後、廊下で倒れ込んだ。  意識が朦朧とし、呼吸が荒く、激痛と吐き気と高熱にうなされどのくらい経っただろうか?  辺りが暗くなった頃、気を失いかけたボクは天使を目にする。
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