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シオン「君、大丈夫?ボクはシオンよろしくね。」
生まれて初めて心配され、ボクは微かな喜びを感じ気を失った。
気が付いた時、ボクはシオンをはっきりと見た。
シオン「よかった〜。生きてた~。え〜と、君の名前聞いてもいいかなぁ?」
シオンの言葉にボクは微笑む。
ボク「ありがとう、シオン。ボクは天野川燕だよ。」
シオン「ツバメくん、ボクは君を神候補にしたいんだけど、協力してくれるかい?」
ボク「パートナー?」
シオン「そう、天界では次の神様を決める為のメモリーウォーを人間界で行う決りがあって、100人の天使がそれぞれ1人の人間をパートナーにして神様を選ぶんだ。」
ボク「神様なんて、ボクは興味無いよ。」
シオン「え〜。ボクはツバメくんがいいな。それじゃあ、君の欲しいモノ何でも1つあげるから協力してよ。その折れた腕を治せる力とかさ。」
ボク「ボクは、翼が欲しい。でも、ボクは神様にはならないよ。」
シオン「いいよ。ボクはツバメくんが気に入ったから、君の力は君自身の為に使うといいよ。」
シオン「どんな感じの翼が欲しいかイメージして、そしたら願いが叶うから。」
ボクは燕の翼をイメージした。その瞬間、背中にイメージした翼が現れる。
シオン「やったね、大成功。その翼はツバメくんのモノだよ。あと、魔法も使えるようになったみたい。おめでとう、ヒーリングって唱えてみて。」
「ヒーリング。」ボクがそう唱えると腕の痛みが消え、骨折が完治した。
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