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コロナワクチン接種録(3回目)
1回目、ファイザー。
2回目、ファイザー。
3回目、モデルナ。
14:00 左肩に接種。
夕食時に前回同様、肩の針を刺したあたりが軽く痛み始める。許容範囲。
02:00 目が覚めるほどの肩の強い痛みと、猛烈な寒気。これは熱が上がるぞ、とガタガタ震えながら部屋のストーブをつけ、掛け布団を1枚増やし、首筋にカイロを貼る。
このとき、体温38.0度。
これがうわさの副反応か。
モデルナだからなのか、私の免疫の問題なのか。わからないけど、とにかくしんどい。
用意していた、胃にやさしい市販の解熱鎮痛剤を飲む。3時間後、検温したが38.3度。薬、効かず。
なんとかもう1時間耐え、一度目の服用から4時間あけたところで、二度目の鎮痛剤を服用。今度はさっきのとは別の薬。母が3回目を受けたときに「熱出たとき用」と病院からもらっていた解熱鎮痛剤。
その後――37.3度。効いた……
だが体はしんどい。重い。
肩痛い。頭も痛い。吐きそう。
吐いた方が楽だと思って吐き、胃のモヤモヤは消滅。
食欲はない。白湯、ほうじ茶、温めたスポーツ飲料、熱中症予防のタブレットなどを口にして、脱水症予防に努める。
夕食にお粥を三口程度と、みそ汁を少々すする程度には回復。食欲は相変わらず湧いてこない。全粥ではなく、三分粥や重湯の方が良かったかも。母が作った薄切り大根の甘酢漬は、美味しく感じた。
母からもらった解熱鎮痛剤を飲み続けるが、二度目の朝もまだ37.3度とかで、具合が悪い。朝食はみそ汁を少しすすり、大根の甘酢漬をつまみ、ごはん(お粥ではない)は一口食べたが無理だった。
10:00 突然の回復の兆し。
急にお腹が減る。体が軽くなる。頭もスッキリする。体温、36.8度。
お腹が減ったとは言え、いきなり通常食は受け入れられず。お昼はみそ汁と、母が買ってきたゼリー飲料を美味しくいただく。
夕食はあたたかいそうめん。かつお節を乗せただけのもの。風邪などで食欲がないときは、これが結構食べやすい。あと大根の甘酢漬。今回はこれに助けられた。
熱が引くのと入れ替わりに、今度はのどの痛みと、体に湿疹とかゆみが出る。のどの痛みは前回もあったから、ここまでセットだとしても。湿疹とかゆみは副反応なのだろうか?
*
ワクチン接種の数日前を振り返ってみると、いろいろと引っかかることがある。
まず春のあたたかい日が続くようになってから、肌に違和感があった。子供の頃から季節のかわり目には皮膚異常がつきもので。今回の場合は、入浴後のホカホカした状態で、寝間着である冬物のズボンをはいたときに異変を感じた。チクチクするというか、なんというか、障るのだ。
入浴後のほてりが引いたあとには落ち着いたので、構わず着ていた。だけどこれは体からのサインだから、近いうちに衣替えした方がいいかもしれない。でもまだ岩手では寒い朝もあるしなあ……と、洗濯はしても衣替えはせず、同じ素材の冬用ズボンをはき回していた。
という状態だったところに、副反応の発熱。体は大いに熱くなり、汗もかいた。湿疹が出ても納得できる。
だから湿疹とかゆみに関しては、副反応というより、私の皮膚反応だと思う。
それから目がかゆく、鼻もムズムズしていた。状況、症状から考えて、花粉だと思われる。
ワクチン接種する直前にそのことを思い出し、素人ながらに、ちょっと不安に思った。――花粉によって、私の免疫さんたちは今、ザワザワしている。そして私の持病は免疫異常によるもの。免疫力が弱いのではなく、「過剰」なのだ。
そしてワクチン接種の前日には、愛犬たちを動物病院へ連れていって、いつも以上に帰りが遅くなったため、ものすごく疲れてしまった。夜になってもめまいがするほど、寝不足のような疲労感が蓄積していた。
つまり私の免疫さんたちは、花粉によって過剰反応もしているし、疲労で低下もしていたと思われる。
これは私の持病が再発するときの条件にすごく似ている。極度の疲労やストレスで心身が弱る。そのときに傷ができると、免疫さんたちが過剰反応して自分の体を攻撃。傷は大きく広がり、深くえぐれる(壊疽性膿皮症)。あるいは下肢に紫斑が出る(顕微鏡的多発血管炎)。
今回の発熱という副反応に、花粉症や前日の外出疲労が影響しているか、私にはわからない。が、どう考えても、いいことはなさそうだ。
*
ワクチン接種後、病院内で15分ほど待機し、無事終了。ついでにスーパーで買い物をする。
この買い物中、一瞬体が、ザワザワッとしたのを覚えている。急に発熱でもしたような。いや、触った感じは熱くない。平熱。だけど体温調節がうまくいかないときのような、そんな感覚があった。
あれはもしかして、体内へ侵入したワクチンへの反応だったのだろうか?
*
2回目のワクチン接種のときは、風邪のひき始めのような症状だった。節々の痛みと、頭のモヤモヤ。あと猛烈な眠気。
3回目はしっかり発熱。頭痛、吐き気、肩の痛みで寝返りもしんどい。
計画的体調不良とは言え、こんなしんどい思いをするとなると、4回目、5回目はちょっと考えてしまう。
モデルナに反応していたのなら、モデルナを避ければ済む話。そうではなくて、回数を重ねるごとに副反応がひどくなるパターンだとしたら、4回目が恐ろしい。
私より早い段階で3回目を終えていた母は、相変わらず無症状。ちょっと肩が痛いくらいで済んでいる。
母の免疫、どうして私に遺伝しない。
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