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機内での出来事 sideⅯ
SideⅯ
こんな状況でするなんて一体どうかしているは私って、そう自覚してしまった。目的地に着くまでの間こんな確信犯的に揺れた時に四ノ宮君の思いっきり捕まるなんて、そんなの甘いラブコメじゃないんだから、この恋はどちらかがこの世から去るまでの期限付きの恋だ。けどその中で精いっぱいこんなことをしている自分をみて可愛いと思った自分もいた。そう思っていた時もう夜だった。私としては上空から見る美しいであろう夕日を見逃したのがショックだった、けどそれと同時に四ノ宮君がこう言ってくれた
「揺れた時に俺の腕に抱き着くのはまあいいけど夜だし明日は早いから手でもつないで寝た方がいいじゃないのか、それなら俺も文句は言わないし」
それを聞いて速効で思ったことを口にした。
「ずるいよ」
何だかそれを言わないと気が済まなかったからだ。それを聞いたのか少しうつむいてしまった君を見てそっと首筋にキスをした。
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