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詩:5
久しぶりの私とは恥ずかしくて目も合わせられない。
伸縮自在の自己解釈も、引きちぎれることだってある、加減も知らず。浅はかに。
私は分譲した目や耳や足の爪などをかき集めて、確かこうだったと組み合わせる。いささか論理的に過ぎる? なんて
振り返る為の詩であり随筆であるのだから、何も奇を衒い続ける必要もないのかしらん。
ザッピングしてネットサーフィンして。私は寸断されて干支がぐるりと回ったけれど。繋ぎ合わせるのに遅過ぎることはないと信仰する。
具象化された舞台の上で、私は触れた布団の縁を噛み、しょっぱい味を記述する。
スマートホンのスクリーンに圧縮されて、灰は灰に。倍々ゲームでさようなら。
挨拶ができている間は、きっとまた帰ってくるよ。
何人もの女を文字の上で騙くらかして、いよいよ老いてもリビドーで腹踊り。しがらみで、はにかんで、詩篇中年と、サモア島の風。
一言一句ちゃんと読ませて。中抜きされたテロップでなくて。そんなことを説教して
君たちの胸をざわざわくらいさせられんのかね?
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