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ルイを押し倒し、その細い鎖骨に舌を這わせる。
あ、ヤバい。舐めてるのは自分のはずなのに、自分がされているみたいに気持ちいい。
「……あっ、やぁっ……ユーリ、もっ……いきそ」
ルイの腰がびくっと跳ね上がる。触ってもないのにもうイッた。そういう俺だって早くも限界。
ルイが指を伸ばし、俺の固くなった先端に触れた。瞬間、目の前に閃光が走った。
「……んっ、ああっ……!」
(――嘘だろ。まだ挿れてもないのに、イッてしまった)
この薬、本当に大丈夫か? 危険な成分、いっぱい入ってんじゃないだろうな。
ルイの片脚を肩に抱え、後孔に指先を当てる。すると信じられないほど簡単に、ずるずると指が潜り込んだ。
「やぁあっ……ダメ、もっ……おかしいっ。早く……奥に入れて」
ルイの内側がびくびくと痙攣する。指が焦げつきそうなほど、灼熱のどろどろ。
すでに固さを取り戻していた自分のものを、一気に奥にねじ込んだ。悲鳴のような声を上げ、ルイの身体が弓形にしなる。
挿れた瞬間、また達した。同時にルイから溢れた飛沫が、白い腹の上に散る。
「ルイ……ちょっと、ヤバいな、これ」
高熱に浮かされたように、意識が朦朧とする。あまりの刺激で、挿れた体勢のまま動き出せない。
「だから……言った……じゃん、バカぁ……」
ルイの白い肌が薔薇色に上気しいてる。汗と涙でぐずぐずになっている顔に長い金の髪が絡みつき、この世のものとは思えないほど淫ら。
「ああ……でも、ルイがすっごくエロくて……眼福。このまま、死にたい」
「いやだぁ……腹上死なんて……お爺さまが聞いたら、ショックで死んじゃう」
ぐずぐずになったルイが、肩を震わせて笑う。
「あっ……、ちょっと笑わないで……また、いきそ……」
ああもう、時間の感覚がわからない。たいして時間が経っていないはずなのに何回イッたんだっけ。この薬が切れるまで、あとどれくらいあるんだ?
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