お家飲み会の話のはずが…

2/7
28人が本棚に入れています
本棚に追加
/48ページ
最近は仕事も落ち着いてきたので、定時で帰れることも多くなって、万琴さんと一緒に夕飯を食べることもできるようになった。 まぁ、夜の生活も充実してるし、何より万琴さんと恋人というか夫婦みたいにイチャイチャできるのが嬉しい。 万琴さんを知ると、一気に深みにハマるからなぁ…。 今日の晩ご飯は何かな? 万琴さんは和食中心に作るけど、これがまた美味しい! 週二回は弁当も作ってくれるし。 本当に万琴さんと恋人になれてよかった…! 「え?ウチにきたい?」 「そう。秋村くんルームシェアって言って、一度も招待してくれないじゃない」 「だって、俺の家じゃないし…」 あの家は万琴さんの持ち家だから、俺が勝手に人を招待してはいけないと思っている。 万琴さんからは、招待したいならしていいけど、そんなにお構いできないと言われてはいるけど…。 「一応聞いてみるよ。くるのは里田さんだけ?」 「私だけなワケないでしょ。私以外は…杉田くん、佐藤くん、小嶋さん、内野さんの五人かな」 全員同期か…。 いや、この人数なら居酒屋でしょ。 何でウチにくるんだよ…! 「…ということなんですけど…」 「いいよ。何か軽いおつまみくらいは作るよ?」 「いえ、持ち寄りにしようって話になってて…」
/48ページ

最初のコメントを投稿しよう!