Let'sお家飲み会

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とうとう飲み会の日がきてしまった。 今日は有休にしようかと思ったくらいに憂鬱だ。 朝の出がけに万琴さんが今日は夕方から用事があるから、家でゆっくり飲み会をすればいいと言われた。 「今日は夕方から知人と会う約束がありまして。帰りは少し遅くなると思うので、飲み会楽しんでくださいね。冷蔵庫に飲み会のご飯物とかおつまみ入れておきますから。お酒だけはそちらで頼みますね」 知人って誰なんだろう? まさか…元カレとか!? いや、でも…俺と別れた時は、五年間フリーで、ずっと恋愛感情も性欲も湧かなかったって…。 悶々とした気持ちはなかなか消えなかったけど、万琴さんを信じて、俺は定時で帰れるように、黙々と業務をこなすのだった。 「それじゃ乾杯!」 みんなでグラスを合わせて飲み会が始まった。 俺は万琴さんが用意してくれた料理やおつまみを運ぶ係に徹した。 レンチンした方がいいものもあるので、家のことを分かっている俺の方が動けるってだけなんだけど。 今日の飲み会メンバーは新人の頃から、一緒に頑張ってきたから、気心が知れていて、お互いの仕事もよく分かっている。 今はみんな部下もいるし、課は変わったりしたけど、顔を合わせれば一緒に昼を食べに行ったりする。
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