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みんなで持ち寄りしたけど、万琴さんは、ちらし寿司にオニオンリング、ゴボウスティックのフライ、ポテトサラダまで作っていた。
この品数…俺の夕飯にしてもいいくらいだと思うんだけど。
俺は好き嫌いはないけど、ポテトサラダはちょっとだけこだわりがある。
ほんの少しだけポテトのカットした塊がある方が好きで、万琴さんはポテトサラダは俺好みに作ってくれるようになった。
万琴さんはどの料理も美味しいけど、特に和食が美味しい。
栄養バランスもいいし、お腹にも優しい。
俺はしっかり胃袋掴まれているけど。
料理上手で掃除や洗濯もきちんとできる。
それに加えて美人で、セックスも好き…ちょっと完璧すぎない?
性別は男だけど、万琴さんだから性別はどうでもいい。
万琴さんの料理をつまみながら、みんなの話に適当に相槌を打つ。
女子の大好きな恋バナも苦笑しながら頷く。
つまらない…早く終わらないかな?
万琴さんと話している方が何百、いや何千倍も楽しい。
「そろそろ電車の本数が少なくなりそうだから、私達帰るね」
「俺達も電車だから、駅まで一緒に行こう。女子ばっかりだと危ないし」
「気を付けてな」
「ごちそうさま。おやすみなさい!また来週ね~」
里田さんがみんなを代表して挨拶をしてくれた。
みんな楽しんでくれたみたいでよかった。
俺は疲れたけど…。
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