ひとり

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ひとり

誰も皆 欠けた月夜をさ迷いながら歩いている 常に満ち足りた人はいないのだと 自らを慰めながら   ひとり それでも誰かが 隣にいてくれたなら よろめき、ふらつこうとも 時に立ち止まろうとも せいいっぱいに、踏み出す足のその一歩が 僅かでもつながる気がして 近づけるような気がして 君へと
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