君がくれた笑顔はナミダの味がした

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 無駄に背の高い私は、黙ってると凄みがある、しかも声も低いときた、初対面最悪な組み合わせである。髪の毛でも染めればいいのかもしれないけれど、家が厳しいし。髪の毛染めたりメイクなんかすれば勘当待ったなしだろう。はあ、どうして私はこんなんなんだろう。  そんな私の癒しは……。 「あーん。猫カフェ最高。猫大好きー!」  街の隅にある猫カフェに通うことである。猫はそこまで大量にいないのだけど、その分愛情込めて育てられていて可愛いのだ。  お客さんもそこまで多くなく、個室もありとてもくつろげるスタイルになっている。おまけに占いもやってるらしく、そこの方が繁盛していると言う謎なお店である。
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