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あらすじ
東京のとある歓楽街の夜の店で働く、19歳の自己肯定感マイナスな自傷癖のあるACメンヘラキャバ嬢に起こった出来事たち。
男性スタッフと付き合うのは禁止、仕事以外での接触も規則違反。破った場合は罰金やクビなどの制裁を受けると聞いていた。
店での友達、酒乱で破天荒だけど常にNo上位をキープし続けているミサに憧れて、私も彼女のように褒められるキャストになりたいと頑張りはじめる。
そのきっかけは、マネージャーだった。
私の教育、管理を任されている担当であるマネージャーは、ミサのことを特別可愛がっているように見えた。
私はいつもミサと一緒にいた。だからわかった。私とミサへの些細な態度の違い。
No上位に入りたい。
そうすればきっとみんなに、マネージャーに、もっと褒めてもらえるようになる!
色々な客がいた。
色々なキャストがいた。
私は、"特別"になれる?
― そしてある日、マネージャーと...
幼く浅慮で病んでいた私は、Noと言う目に見える評価に自分の価値を重ね、執着し、夜の世界にハマって自分を見失った。
そんな私を支え、何度も救い、突き落とす彼。
おままごとのような愛。
お互い他の異性とも恋人のように接する日々。
それでも私は確かに幸せだった、そう信じていた。
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